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エクサドンは、和太鼓を使って「こころとからだがヨロコブ健康習慣」を身につけるための健康増進プログラムです。2014年より、汐彩クリニック院長の森本芳典氏の監修のもと、鼓童の太鼓体験講師が中心となって開発を進めてきました。

ファシリテーターと一緒に和太鼓に触れる体験を通して、身体を動かしながらつながりを感じ、心身をリフレッシュ。最大の健康リスクである「孤独」の改善を目指します。さらに、不安やうつなどの「心災」や、フレイル、ロコモティブ・シンドローム(運動器症候群)、メタボリック・シンドロームといった「身災」を減らすことも目的としています。

エクサドン体験は、日本全国各地はもちろん、海外にも広がり、誰もが気軽に楽しめるプログラムとして開催されています。

エクサドンとは

 エクサドンの取り組み

●コミュニティ作りのきっかけに

地域、介護、福祉施設、教育施設など、たたこう館以外にも様々な場所に出向いて太鼓を叩き、参加者の健康増進・介護予防を促進します。太鼓で一緒に音を響かせることで、コミュニティ作りのきっかけにもつながります。

 

●医療・介護福祉分野との共同

加齢により身体機能が衰える「フレイル」を予防するなど、医療・介護・福祉関係者との共同研究を進めています。また「内閣府令和5年度版高齢社会白書」にて、新潟県佐渡市の事例としてエクサドンが紹介されました。

●エクサドンファシリテーター

「エクサドンファシリテーター養成講座」を受講したファシリテーターによって、エクサドンが国内外各地にて展開されています。

「こころの世界遺産」をつくる航海をともに。

汐彩クリニック院長 森本芳典

 1997年に佐渡へ赴任した時に見たアース・セレブレーションが鼓童との出会いです。伝統文化を愛する音楽アスリートのように思えました。今は、未知の世界に繰り出す帆船に一緒に乗る頼もしい船乗りのように感じています。

 鼓童文化財団とともに取り組んでいる「エクサドン」の狙いは「こころの世界遺産をつくる」こと。認知症・介護予防のテーマは、老いる、病む、死ぬことであり、生きる苦しみを克服することです。私はこの苦しみを「こころの戦争」と呼んでいます。こころの戦争から離れ、こころの平和に至る智慧と勇気は人類にとって普遍的な価値を持ちます。身体、自然そして人と人との対話を通して、それを発見する航海へ皆さんを連れ出そうと考えています。

 

 運動習慣、楽しい精神活動、社会的活動は、認知症だけでなく、様々な病気や障がいの予防や精神的なサポートに有効。伝統芸能にはこれらの要素がふんだんにあります。特に太鼓はユニバーサル・デザインの楽器であり、老いも若きも、障がいのある人も分け隔てなく楽しむことができます。世代や地域をつなぎ、対立を乗り越え、こころの平和をもたらす太鼓の文化が生まれる可能性があります。

 

 地球規模の視点を持ちながら、地域の具体的な課題を解決するための活動を通し、鼓童文化財団と共に「こころの中に平和の砦を築く島づくり」をしたいと考えています。

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汐彩クリニック 院長

愛媛県生まれ。新潟大学医学部卒。精神保健指定医、精神科専門医、認知症サポート医、日本医師会認定産業医、日本スポーツ協会認定スポーツドクター。太鼓と芸能による健康増進・介護予防フィットネスプログラム「EXADON エクサドン」を当財団とともに開発・推進中。

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エクサドン

たたこう館

(佐渡太鼓体験交流館)

Tel: 0259-86-2320

(公財)鼓童文化財団・石崎、山中

 

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