エクサドン とは こころ と からだ が ヨロコブ 健康習慣
楽しい運動習慣とバランスのとれた食事習慣により「幸せ」と感じる気持ちを育みます。
【楽しい運動習慣】
ともに声を出し、体を動かし、対話が生まれる太鼓を楽しく継続的にたたくこと。
【バランスのとれた食事習慣】
栄養あるからだにいいものをバランスよく、食塩摂取量を抑えて、歯ごたえのある食事を1日3食きちんと食べること。
エクサドン(EXADON)は、心災&身災対策です。
エクサドンとは、不安症・うつ病・認知症などの「心災」と、ロコモティブ・シンドローム(運動器症候群)、メタボリック・シンドロームやそれによって引き起こされる骨折、歩行障害、脳卒中、心筋梗塞などの「身災」をできるかぎり予防し、もし避けることができなかったとしても、それによる苦痛や障害をできる限り少なくすること(減災)を目的とした活動です。
「楽しくバランスのとれた運動習慣と食事習慣」は、こころと身体の病気の予防に役立ちます。エクサドンでは「太鼓と芸能」にふれあいながら楽しい運動習慣を身につけ、バランスの取れた栄養食「エクサ丼」を食べながらよりよい食事習慣を学びます。エクサドンは、そこに参加する人たちがいっしょに、対話に学び、お互いの理解を助け、お互いの物語に心を配り、お互いの幸せを願うことで、こころの中に平和をつくる活動(こころの世界遺産づくり)となります。
「こころの世界遺産」をつくる航海をともに。
汐彩クリニック院長 森本芳典
1997年に佐渡へ赴任した時に見たアース・セレブレーションが鼓童との出会いです。伝統文化を愛する音楽アスリートのように思えました。今は、未知の世界に繰り出す帆船に一緒に乗る頼もしい船乗りのように感じています。
鼓童文化財団とともに取り組んでいる「エクサドン」の狙いは「こころの世界遺産をつくる」こと。認知症・介護予防のテーマは、老いる、病む、死ぬことであり、生きる苦しみを克服することです。私はこの苦しみを「こころの戦争」と呼んでいます。こころの戦争から離れ、こころの平和に至る智慧と勇気は人類にとって普遍的な価値を持ちます。身体、自然そして人と人との対話を通して、それを発見する航海へ皆さんを連れ出そうと考えています。
運動習慣、楽しい精神活動、社会的活動は、認知症だけでなく、様々な病気や障がいの予防や精神的なサポートに有効。伝統芸能にはこれらの要素がふんだんにあります。特に太鼓はユニバーサル・デザインの楽器であり、老いも若きも、障がいのある人も分け隔てなく楽しむことができます。世代や地域をつなぎ、対立を乗り越え、こころの平和をもたらす太鼓の文化が生まれる可能性があります。
地球規模の視点を持ちながら、地域の具体的な課題を解決するための活動を通し、鼓童文化財団と共に「こころの中に平和の砦を築く島づくり」をしたいと考えています。
汐彩クリニック 院長
森本 芳典(もりもと よしのり)
愛媛県生まれ。今治西高等学校卒。新潟大学医学部卒。新潟市民病院内科研修修了後、新潟大学精神医学教室入局。佐渡総合病院、真野みずほ病院を経て、平成18年より汐彩クリニック院長。精神保健指定医、認知症サポート医、日本医師会認定産業医、日本体育協会認定スポーツドクター、日本スポーツ精神医学会認定メンタルヘルス運動指導士。太鼓と芸能による健康増進・介護予防フィットネスプログラム「EXADON エクサドン」を当財団とともに開発・推進中。